エンリッチド・エア・ナイトロックスとは?メリットと注意点を解説

LINEで送る
Pocket

メキシコ在住ダイバーのやういちです。

突然ですが、あなたはナイトロックスダイバーですか?

インストラクター資格を持つ僕ですが、実はなんとナイトロックス持ってませんでした。

結構普通のファンダイバーの方も今時みんな持っている中、恥ずかしながらナイトロックスが何なのかすら曖昧でした...

そんな僕ですが、本日めでたくナイトロックス取得してきました!
とってもすっきり気分です。

なぜ突然ナイトロックスを取得したのか?
僕、明後日からIANTDというテクニカルダイビングを主に取り扱う団体のケーブダイバーコースを受講する予定なんですね。そのコースではナイトロックスを持っていた方が話がしやすいし、今後テクニカルダイビングの勉強していく上で必要になるとインストラクターに言われた事がきっかけです。

そこで今回の記事では、まだナイトロックスをお持ちでないダイバーのあなたに、ナイトロックスとはなんぞやから、メリットと注意点をお話していきます。

エンリッチド・エア・ナイトロックスとは?

僕は先ほどからナイトロックスと表現していますが、正しくはエンリッチド・エア・ナイトロックス。
長いので、この様に略される事が多い。
意味としては、空気中に含まれる酸素の割合が高い空気の事を指します。

ただ、一般的にはこの空気を使って重鎮されたタンクの事をナイトロックスと呼ぶ事が多い様に感じます。

通常の空気は、空気100%に対して窒素79%、酸素21%です。
ただこのナイトロックスは酸素の割合が22%〜40%と、通常よりも多いのです。

EANx32と呼ばれる酸素32%の空気か、EANx36と呼ばれる酸素36%の物がよく使われるそう。

ちなみに、酸素割合40%以上の物は、リブリーザーやテクニカルダイビング専用となっており器材もそれ専用の物が必要になります。

メリット

長い時間潜れる

一番のメリットはこれ。
なので、ナイトロックスはフォト派ダイバーの方等にとっても人気。

専門的な話をすると、酸素の割合が高い=窒素の分圧が低い。
つまり減圧症の元である窒素を、普段より少なく体に取り込む事になります。
その結果、減圧不要限界(ある一定の深度に滞在する事のできる時間)が長くなります。

まぁ要は、ある一定の深度に長い事潜れるよって話です。
詳しい解説は、読みづらくなるのでここでは控えます...

連続で潜れる

これも人気のメリット。
この理由から、1日4本を何日も繰り返すクルーズ船でのダイビングでは多くの人がナイトロックスを使用します。

少し解説すると、上記にも書いた様にナイトロックスを使う事によって、体に滞留させる窒素の量を減らす事ができます。
その結果1ダイブ後の滞留窒素も、もちろん通常値以下。
従って、例えある程度深度のあるダイビングを複数回行ったとしても、少ない水面休息時間で済むんですね。

体が疲れない

これはまだ科学的に証明されてないそうですが、ナイトロックス利用経験者の多くがダイビング後特有の疲れが軽減されたと言います。

ダイビング後って特有の体のだるさがありますから、それが軽減されるだけでもメリットは大きい。

実は多くのセノーテガイドたちも、少し高いお金を払ってナイトロックスのタンクを使っています。
理由はやはり疲れ軽減。

注意点

あまり深くまでは潜れない

長くは潜れても、深くは潜れないのがナイトロックスの特徴。

ナイトロックスもいい事ばかりではありません。
酸素も体に溜めすぎると、酸素中毒の症状を引き起こす恐れがあります。

酸素中毒のリスクが高まるのは、深度下で酸素分圧が1.4barを超えた時と言われています。
地上で酸素分圧が0.32の空気は、深度34m下だと酸素分圧1.408barになってしまいます。

つまり、酸素の割合32%の空気では深度34mまでのダイビングが限界だと言う事です。
ちなみに36%の酸素では約28mが限界です。

上記の解説は、詳しい説明を端折っています。
ここで詳しく書きすぎると、逆にわかりづらくなってしまうためです。
詳しく知りたい方は、是非コースを受講してみてください。

減圧症のリスクは変わらない...?

他の多くの記事では、ナイトロックスは減圧症対策に有効とのメリットが書かれています。
確かに体に溜め込む窒素が少ない分、減圧症になるリスクは変わらないのでは...と思います。

ですが、これ実はナイトロックスの教科書では減圧症のリスクは通常エア使用時とほぼ変わらない、と記載されています。

理由としては、そもそも減圧症羅漢の確率が圧倒的に低いので、ナイトロックスに変えた所でそこまで差が生まれない。
そして窒素滞留量が少なくとも、減圧症の原因になりやすいセーフティーストップ無視や浮上速度制限無視などの要因は窒素量に左右されないため...だと書いてあった様な気がします。
すいません、細かい部分は覚えていませんが、教科書にその様な記載があった事だけは覚えています...泣

なので減圧症対策としてナイトロックスを使用する場合には、利用するショップやインストラクターとしっかり相談してみて下さい。

よく利用されるシーン

先ほどもあげましたが、一番利用の多いシーンはクルーズでのダイビングトリップです。

外洋のポイントが多いので深度もある程度あり、且つ1日3~4ダイブを何日にも渡って繰り返すため、ナイトロックスの使用がまさに最適。

他には写真撮影のための特別ダイビングなどでも利用があります。
またテクニカルダイビングなど、さらに進んだダイビングに興味がある人にとってはナイトロックスはまず第一歩だと言えます。

まとめ

以上がナイトロックスの解説でした。
結論から言えば、ダイビングクルーズに乗る人は間違いなく取った方がいいです!

その他の人も、利用するショップがナイトロックスでのダイビングトリップなどを定期的に行っているのであれば、取得してロングダイブを楽しむのも良いでしょう。

また僕みたいにテクニカルに興味がある人はどこかで必要になりますから、機会のある時に取得しておきましょう。

取得はとっても簡単。
なんと約半日の座学とテストだけで取得できちゃうんです。
ダイビングの必要なし!あいた週末の半日でも取れちゃいますので、気軽にダイビングショップに相談してみて下さい。

このブログでは引き続きダイビング情報・海外移住・旅行情報やフリーランス・ブログ情報を発信していきます。
もしご興味頂けそうであれば是非SNSのフォロー宜しくお願い致します。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

LINEで送る
Pocket

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。