前田裕二「人生の勝算」書評 -あなたは人生の目的を持っているか-

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まさに今をときめく人であるSHOWROOM社長、前田裕二の自伝「人生の勝算」。
日本でもホリエモンやはあちゅうなどの数々の著名人がおすすめしている一冊。
一部の人のあまりの熱狂っぷりに、なんだかしばらく読むのを避けていた本でした。

しかし、今回はあまりに友達がオススメしてくる。
どうやら読むのは避けられない...

読んでみた所、シンプルにめっちゃ感動。
もっと早く読めばよかった、と思わざるを得ないくらい心動かされる本です。
本の内容も面白いし勉強になる部分も沢山。
しかし一番ぐっと来るのは本から伝わる前田裕二の熱いパッションや誠実な生き方、そして思いやりです。

本を読み終えた頃には誰もが前田裕二ファンになってしまう。
そんな魅力的な一冊をこの記事で紹介します。

概要

今、最も注目される若き起業家が生きていくための路上ライブで身につけた人生とビジネスの本質をすべて明かす―。

SNS時代を生き抜く為に必要な〝コミュニティ〟とは何か。
SNSの次の潮流である、ライブ配信サービスの最前線はどこか。

アーティスト、アイドル、モデルなどの配信が無料で視聴・応援できる。そして、誰でも配信者になれる。画期的な仮想ライブ空間の「SHOWROOM」を創り出した前田裕二の全思考。

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「秋元さん。僕は、ビジネスにも人生にも、勝算があります」

秋元康さんと出会った頃に、伝えた言葉です。
僕の勝算は、ビジネスにとどまらない。
僕は、自分の人生に勝つ自信がある。そんな、僕のような若造の言葉を受けて、秋元さんは、「君の、根拠のない自信が好きだ」と言いました。
以来、「人生の勝算」という言葉は、僕が迷った時に立ち返る大事な考え方になっています。

上述の通りこの本では、成長ビジネスの勘所について語っており、この本を読めば、あらゆる〝ビジネス〟の勝算が上がると確信しています。

しかし、単なるビジネス本は書きたくなかった。この本を手にとってくれた方が、自分の〝人生〟そのものについて、勝算を持つ。そんな、温かい本を書きたかった。

僕が全力で魂を注ぎ込んだこの本が、皆さんの人生を1㎜でもプラスの方向に傾けることを、心から願ってやみません。

(本書 「プロローグ」より)


(amazonより)

「なんとなく生きてしまってる人」に読んでほしい

「やりたい事なんてわからない」な人。
「これじゃない」と思う仕事をダラダラ続けちゃうような人。

明確な目的を持たずに、なんとなく生きてしまっている人全員に是非読んでもらいたい。
僕自身も、そういう時期がありました。

前田裕二はその逆を行くような人生を送る人です。
常に目的がはっきりしており、その為に全力で邁進し続ける。
本の中では人生の目的を「自分のコンパス」と行った表現がされています。

でもそんな風にどうやったらなれるんだろうか?
その答えもこの本の中に書いてありました。

著者紹介

前田 裕二(まえだ ゆうじ、1987年6月23日 - )は、日本の実業家。SHOWROOM株式会社代表取締役社長。

1987年 - 東京都に生まれる。
2010年 - 早稲田大学政治経済学部卒業。
2010年 - UBS証券会社入社。
2011年 - UBS Securities LLCに移り、ニューヨークで北米機関投資家に対して株式セールス/アドバイザリー業務に従事。
2013年 - 株式会社ディー・エヌ・エーに入社。
2013年 - ライブストリーミングサービスSHOWROOM(ショールーム)を立ち上げる。
2015年 - 当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。同月末にソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。

(wikipediaより)

 

経歴だけ見てもすごいですが、彼は生い立ちもすごい人。

8歳の時に母親と死別。唯一の家族である兄と共に親戚に引き取られて暮らす。
経済的にも困窮しており、路上弾き語りで稼いで暮らす。
その時に戦略的に弾き語りを行い、食いつないで行った経験が今のSHOWROOMを作りあげた原体験であると本の中で語られています。

なぜ「なんとんく生きてしまっている人」に読んでほしい?

「自分のコンパス=(目的)」をもった人生の凄さがわかる

前田裕二は今でこそSHOWROOMという会社の社長であり、数々のメディアに登場する程有名です。
しかし彼はここに到達する前から波乱万丈の人生を送り、そして物凄い結果を残してきた人物です。

8歳の時に唯一の親であった母親と死別。
子供の頃から路上ライブでお金を稼ぎ、学生時代の音楽活動では全国ツアーを回るほどに。

しかし音楽では食えないと悟り、外資系投資銀行の世界へ。
そこでも圧倒的な結果を残し2年目でニューヨーク駐在へ。
ニューヨークでは現地人より給料が低い事に不満を持ち、チーム一人分の売り上げを自分で作り出す事により自分の存在感をアメリカでも見せつける。

25歳時点で株式会社ディー・エヌ・エーの創業者である南場さんから一目置かれ続けており、入社を打診され快諾。
株式会社ディー・エヌ・エーでSHOWROOMを立ち上げ、スピンオフし起業。
最初はボロボロのサービスだったものの、熱意からAKBの出演などを果たし今では人気サービスに。
現在若干30歳。

前田裕二なりの「自分のコンパス=(目的)」の持ち方がわかる。

うーん、密度の濃い人生を送り過ぎていて自分の人生が霞んで見えてきます。
こんな人生を見せつけられて誰もが思うであろう事は一つ

「なぜ彼はこんなに凄いんだ?」

前田裕二は本の中でしっかり語ってくれています。
それは

「自分を徹底的に知っている事」

 

SHOWROOMのスピーディーな成功や投資銀行での圧倒的な成功。
この秘訣を彼は「頑張ったから」の一言でまとめています。
なぜそこまで頑張れたのか?それは彼が自分を徹底的に知り尽くし、ぶれないモチベーションを元に目標を決め突っ走ったからだと彼自身が分析しています。

就職活動を気に多くの人が自己分析を始める事かと思います。
ノート1〜3冊分くらいに自分をまとめるのが一般的。しかし前田裕二はノート30冊では足りない程、自分を徹底的に突き詰めたそうです。

自分自身を徹底的に知り尽くし、ぶれないモチベーションを持つ。
彼はその状態を「自分のコンパスを持つ」と表現しています。

「自分のコンパス」を持っている状態で、徹底的に行動し続ける。
それが彼を圧倒的な成功に導いている要因です。

僕の人生のコンパス

 "勝ち組になる"という明確な人生のコンパスを持っていた時期

実は、僕もひと昔前まで明確なコンパスを持って生きていました。
「高年収の大企業に入る」
シンプルであまり深みのないコンパスでしたが、この為に必死に行動してきました。

自分には、家庭環境的にもいわゆる「社会の勝ち組」でいなければならないプレッシャーが存在しました。僕個人としては、そんな物に対して価値を見出していませんでしたが、家庭や自分のルーツからは逃れられない。

その結果「要求を超えてやる、見てよろ」という強いモチベーションと共に行動し続けていました。

そしてその間は自分の「やりたい事」や「好きな事」という概念はあまり考えませんでした。自分の目標達成に必要無かったからです。

心の中では「やりたい事」や「好きな事」をやるのが人生だろ、という思いはありましが、目標達成の邪魔をしたくなかったので心の中にしまっておきました。むしろ、そういう生き方を否定していました。

コンパスに"ぶれ"が生じ始める

しかし学生時代の留学先カリフォルニアやバックパッカーの旅で出会う人々は「やりたい事」を人生の中心におきながら幸せそうに暮らしていました。今まで僕が否定してきた生き方で、みんな伸び伸びと幸せそうに暮らしているんです。
当時、高年収高ステータスでいる事が全てだと考えていた僕には本当に衝撃の光景。
そして、「やっぱり"やりたい事"や"好きな事"を軸に生きる人生は、間違ってないんじゃないか」なんて考えが心の中に芽生えます。

そしてアメリカ滞在中に人生で初めてちゃんと恋愛してみました。
初めて自分自身よりも大切なものが出来て、その為に時間を過ごしてみました。
今までの自分らしくない生き方だったけど「自分の情熱に従って、誰かの為に生きる」事がどれだけ素晴らしいかを実感。

"ぶれぶれ"なコンパスで走り続けた会社員時代

そんなフラフラな状態で新卒入社した株式会社キーエンスでの生活が。
センサー等の工場自動化機器を、ものづくり企業に売る営業の仕事。
営業という仕事はとっても好きでした。年収も日本の新卒とは思えぬ金額を貰えました。

しかしどうしても好きになれない「ものづくり」の業界。
そして何より
「"年収"や"自分のステータス"の為だけに徹底的に頑張れる人達と自分の差」
を心から痛感しました。

昔の自分だったらもっと頑張れていたかもしれません。
アメリカなんか行かずに旅なんかせずに恋愛なんかせずに生きていれば、今頃もっとキーエンス生活にハマっていたのかもしれません。

 

今まで持っていた「自分のコンパス」がもう古くなってしまった事を、この時初めて実感しました。

 

これから僕はコンパスをどうしよう

新卒入社の大企業を辞めて、タイに移住してプロダイバー。
現在はメキシコにまた移住。フラフラしています。
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ですが、自分のコンパスをもう一度固めて、それに邁進していきたいです。

手広く色々挑戦してます。
ダイビングもやるしライターもやるしブログもやる。
筋トレもやるしムエタイもやる。
色んな国に住むし、3ヶ国語喋ってみるし、色んな人と話す。
もちろん旅行もたくさんする。

人生何がやりたいか固まってない時は、色々試してみるしかないと思ってます。

最近は今の仕事であるダイビングと、ブログ収益化に絞ってきています。
更に良いダイバーになる為に、テクニカルダイビングを始めてみよう。
その先ではカメラや映像をやってみよう。
ブログは半年で月10万収益化、1年後には月50万円収益化いってみよう。
スペイン語...現在停滞中。笑

なんだか少しづつ見えてきた目標に向かって、邁進していこうと思っています。

まとめ

「やりたい事わかんない」
「今やってる事、なんか違う気がする」

そんな人って実は沢山いるんじゃないかと思います。
そんな時、一度立ち止まってみるのもアリなんじゃないでしょうか。

まずは今やってる事をやめる。余暇をしっかり作る。旅に出る。本を沢山読む。映画を見る。
...方法は沢山あります。

「船を漕ぎ出すよりも先に、コンパスを持つための努力をすべき」
「途中で違うと思ったら、一旦、陸に戻って、また別のコンパスと地図を持って航海に出れば良い」

もし自分のコンパスをしっかり持っている人は、是非突き進んで下さい。
そしてそれを少し発信してくれたら嬉しいです。
そういう人の生き方を見ているだけで、多くの人は勇気をもらえます。

そうでない人は、諦めずにさがしてみましょう。

日本では「自分探し」なんてアホのやる事だという論調もあります。
しかし日本には、自分が何者かわからず周りに流され、目の前の事をこなしているだけの人も沢山います。
デンマークなどの北欧では、大学の専門を決める前に世界を数年かけて旅したり、職業訓練校に通ったりして、自分の適性を見つけてから専門を選ぶのが普通です。

一緒に自分なりのコンパスを見つけて、それに向かって進んでいきましょう。

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